高品質のビレットを製造するには、モールド内の冷却を均一化することが重要です。
そのためにはモールド内壁とビレットの間のエアーギャップをできるだけ小さくすることが必要です。
空気の熱伝導率は銅に比べて極端に低いのでエアーギャップは熱伝達を阻害し冷却の不均一をもたらし、ひいては菱形変形の原因となります。
当事業部と福岡県工業技術センターで協同で開発した連続鋳造伝熱計算ソフトにより最適なテーパーを設計します。
お客様の鋳造諸条件(操業Parameter)に基づき凝固シミュレーションを行い、エアーギャップが最小となるような理想的なテーパーを設計します。