製品案内

モールド - テーパー

e-テーパー

テーパーの重要性

高品質のビレットを製造するには、モールド内の冷却を均一化することが重要です。
そのためにはモールド内壁とビレットの間のエアーギャップをできるだけ小さくすることが必要です。
空気の熱伝導率は銅に比べて極端に低いのでエアーギャップは熱伝達を阻害し冷却の不均一をもたらし、ひいては菱形変形の原因となります。

e-テーパー

当事業部と福岡県工業技術センターで協同で開発した連続鋳造伝熱計算ソフトにより最適なテーパーを設計します。
お客様の鋳造諸条件(操業Parameter)に基づき凝固シミュレーションを行い、エアーギャップが最小となるような理想的なテーパーを設計します。

  • エアーギャップを最小とすることでビレットが常にモールド内壁に接触するため、冷却が均一化し、厚い強固なシェルが得られます。
  • その結果、ブレイクアウトやコーナー割れも軽減されます。
  • 冷却効果改善により鋳造速度を上げることができ、生産性向上に役立ちます。

テーパー1

テーパー2