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銅合金管 - 合金種類

電気や熱の伝導性に優れ、加工性の高い銅は古くから使用されています。その銅を合金化し、様々な特徴・付加価値を見出した銅合金は、幅広い用途で使用されています。
品種名
規格
合金番号
特徴
アルミブラス
(Cu+Zn+Al)

JIS H 3300 JIS H 3300 ASTM B111(M) ASME SB111(M) EN, BS, DINなど

C 6870 T C 6872 T C 68700 C 68700 ※各規格による

黄銅の脱亜鉛腐食や潰食への耐性を改良した合金です。アドミラルティに代わる海水用銅合金として幅広く使用されています。

アドミラルティブラス
(Cu+Zn+Sn)

JIS H 3300 ASTM B111(M) ASME SB111(M) EN, BS, DINなど

C 4430 T C 44300 C 44300 ※各規格による

黄銅の脱亜鉛腐食に対する耐食性を改善した合金です。海水に対しての耐エロージョン・コロージョン性が十分でないため、今日では淡水用で多く使用されています。

90/10キュプロニッケル
(Cu+Ni+Fe+Mn)

JIS H 3300 ASTM B111(M) ASME SB111(M) EN, BS, DINなど

C 7060 T C 70600 C 70600 ※各規格による

主に海水用熱交換器に用いられ、ニッケルの含有増加とともに耐食性、耐アルカリ性が向上します。海水に対する耐潰食性はアルミブラスより優れています。

70/30キュプロニッケル
(Cu+Ni+Fe+Mn)

JIS H 3300 JIS H 3300 ASTM B111(M) ASME SB111(M) EN, BS, DINなど

C 7150 T C 7164 T C 71500 C 71500 ※各規格による

90%銅キュプロニッケルよりも更に耐食性・高温強度を向上させた合金で、耐アンモニア性も高くなります。鉄マンガン量を増加させたヨーコロンと呼ばれる品種(C7164)は高温環境下で高い耐性を持ちます。

リン青銅
(Cu+Sn+P)

JIS(成分など) JIS(成分など) JIS(成分など)

C 5102 C 5191 C 5212

展神性・耐疲労性がよく、ばね材に適します。耐摩耗性もあります。当社では管の製作が可能で、ブルドン管や機械部品などに使用されています。

アルミニウム青銅
(Cu+Al+α)

JIS(成分など) JIS(成分など) ASTM B111(M) ASME SB111(M)

C 6140 C 6161 C 61400 C 61400

強度が高く、耐食性、特に耐海水性・耐摩耗性があります。当社では管の製作が可能で、機械部品、化学工業用(塩業)、船舶用などに使用されています。

上記合金や、銅系(リン脱酸銅)、黄銅またはその他合金に関してのお問い合わせは、当社営業までお問い合わせください。