製品案内

内面塗装管

フェロコチューブ

フェロコチューブ

内面水酸化鉄塗装管

  • 鉄イオン注入による保護皮膜と同じオキシ水酸化鉄からなる皮膜が、通水前に既に形成されているので、初期皮膜としての防食効果が優れています。
  • 電気防食に起因する皮膜の膨れ現象がありません。したがって電気防食は非処理の銅合金管を使用する場合と全く同じ条件で適用でき、特別の電位管理を必要としません。
  • 鉄イオン注入が実施されているプラントにおいて、一部の管を取り換えた後も、新管への初期皮膜形成を目的とした高濃度注入の必要はありません。したがって機器全体に高い伝熱性能を維持できます。
仕様・製作可能限
皮膜の主成分
オキシ水酸化鉄
皮膜の厚さ
平均5~15㎛
拡管対象部
両端各管部約50㎜(参考値)は皮膜なし(標準)
  • ※参考長さ:拡管範囲+5~10㎜程度
  • ※全長塗装(0㎜)~約50㎜未満も対応いたします。
  • ※約50㎜以上~約120㎜(最大)についてはご相談ください。
寸法
外径:φ16㎜~φ38㎜(但し内径φ13㎜以上)長さ:
φ16㎜以上~φ25㎜:18m以下
φ25㎜以上~φ30㎜:23m以下
φ35㎜:18m以下
φ38㎜:15m以下
運用時の注意
運用にあたっては非処理管の鉄注入による初期皮膜形成と同様に次項にも注意ください。
テスト通水と言えども低流速で通水すると海生生物が管内に付着し、皮膜に悪影響を及ぼす事が予想されますので、通水初期からできるだけ定常流速での通水をお願いします。
また、海水に濡れたまま長期保管すると、海水の腐敗による皮膜の劣化、腐食発生の原因になりますので、長期間保管する場合は淡水で洗浄した後乾燥して保管するようお願いします。
塩素処理プラントにおきましては、過剰の塩素処理を避けるようお願いします。
  • ※塗装管の詳細仕様につきましては、事前に当社営業までお問い合わせください。

KCチューブ

KCチューブ

内面樹脂皮膜塗装管

  • 内面を防食塗装しているので、一時的な冷却水の汚染などに起因する腐食に対して優れた耐食性を示します。
  • スポンジボール洗浄その他の機械的洗浄に対する耐久性が優れるので、付着物除去の必要性が高い水質にも適します。
  • 塗装による熱貫流率の低下は、復水器条件でアルミニウム黄銅管の約5%と、保護皮膜が形成された状態としては極めて優れた性能を示します。また、使用中の腐食生成物による汚れが少ないので、運転中の熱貫流率の低下を制御できます。
仕様・製作可能限
皮膜の主成分
エポキシ樹脂
皮膜の厚さ
平均5~15㎛
拡管対象部
両端各管部約50㎜(参考値)は皮膜なし(標準)
  • ※参考長さ:拡管範囲+5~10㎜程度
  • ※全長塗装(0㎜)~約50㎜未満も対応いたします。
  • ※約50㎜以上~約120㎜(最大)についてはご相談ください。
寸法
外径:φ16㎜~φ38㎜(但し内径φ13㎜以上)長さ:
φ16㎜以上~φ25㎜:18m以下
φ25㎜以上~φ30㎜:23m以下
φ35㎜:18m以下
φ38㎜:15m以下
運用時の注意
樹脂塗装管には陰極防食を行うと管端付近の塗膜に膨れを生じる性質があります。KCチューブの塗膜は密着性が特に優れるので、従来の内面塗装管に比べると膨れは軽微です。ただし、定電位装置を用いて防食を行っている場合、管板面の電位を-500~-550mV SCEにて管理してください。
鋭利な形状の固形物で擦ると皮膜に傷がつくことがあるので、異物流入防止対策は従来通り行ってください。
  • ※塗装管の詳細仕様につきましては、事前に当社営業までお問い合わせください。